お陰様で
まだまだ梅雨が終わったとは言えない天気が続いておりますが、
今年も祇園祭の季節を迎えました。
京都で生まれた私は、
祇園祭で夏が始まり、大文字を見ながら今年の夏も終わりだなぁ~と少し寂しい気持ちになります。
しかし、そんな気持ちに浸ることすら忘れるくらい、染屋の夏はとにかく暑いの一言です。
弊社の場合は‘田畑に囲まれ、外の方が涼しい’という逃げ場がありますが、
それでも毎年大変です。
痩せたい方は是非工場見学に来てくださいね。
お待ちしています。
先日Gakken社から出版されている「工具の本」の制作・編集されている
高野倉 匡人 社長と1時間位の短い時間でしたが、お話しする機会がありました。
「ファクトリーギア」といえばご存知の方も多いと思いますが、高野倉匡人 社長の会社では、サーキットを走るレーシングカーのメカニックの方達が使用するような
プロ用工具の輸入・販売されています。(日本製も取り扱っています)
もともと町の工具屋さんだったご両親の後を継がれ、現在全国に9店舗を構えてらっしゃるので、
どの様なプロセスを踏まれてここまで変化、成長されたのかとても興味深く聞いていたのですが、
出てくる言葉には『秘策』的なものはなく、当たり前のことを当たり前に、それもド真剣に実践されている。
それも、たゆむことなく持続させて。
これには、逆に驚きました。
普段、経営という同じ目的を持っていても、会計士の先生や銀行員の方達から聞く仕事への取り組み方と、
京都の老舗の経営者から聞く話しとではとても大きなギャップを感じていたのですが、
高野倉匡人 社長から発せられる言葉は、京都の老舗の経営者と全く同じでした。
当たり前のことを当たり前に、それもド真剣に実践する。
それも、たゆむことなく持続させて。
これ以上の説得力は無い、
日々頑張っている‘つもり’ではいても、まだまだ何も出来ていない。
お陰様で、肝心なことに気付く事が出来ました。
ありがとうございました。