お盆
親愛なる皆様へ
アッッという間にお盆休みも過ぎ去ってしまいましたが、この盆休みで日頃のお疲れは抜けましたでしょうか?
旅行に出掛けたり、生活ペースが崩れたりで逆に疲れたという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私の家では昔からお盆行事として、‘山内家の先祖の霊をお迎えする’というお盆の王道を当たり前のように続けておりますので、基本的に家を留守にするという事は致しません。
お盆期間中は先祖が家に帰って来られるので、お迎えする側の立場として朝・昼・晩の食事を用意して、まるでそこにいらっしゃるかのような行動を取ります。
そして最後にはお土産まで用意します。
お土産は全て食べ物で、スイカや果物、菓子類など、買いに行く時も‘何が喜ばれるかな?’と、何だかワクワクします。
京都では8月16日の大文字に合わせて帰られると聞いていますので、前日の夜、もしくは当日の朝に出発される事を想定しているようです。
花火大会の時とは正反対で、大文字が点火されると子供心に尊い気持ちと少し寂しい気持ちで眺めていたのを覚えています。
最近は日本の伝統的な儀式や風習に対して
「どうしてしないといけないの?」と余り関心が無い人も増えているように感じます。
我家には90歳を超える祖母が同居しており、‘昔からそうゆうふうにするものなのだ’と無条件に真似ていましたから抵抗ありませんが、ご年配の方がいらっしゃらないご家庭等では、儀式や風習自体に触れる機会も少ないでしょうから仕方ないようにも思います。
しかし、それは知らないだけであって、お盆が無くなった訳ではあ
りません。
目には見えませんが、過去に対して敬意を払う気持ちだけは忘れず持ち続けたいと思います。
それにしても、この様な儀式や風習が残る日本に対して改めて奥深さを感じました。
他の家や都道府県の方々はどのようにしているのか知りたいのですから、日本テレビで放映されている‘秘密のケンミンSHOW’のような番組で、取り上げてもらえたら面白いと思います。