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恩人

先日約3年ぶりに大学の先輩と食事をする機会がありました。


学年も所属するクラブも違う先輩との出逢いは私が大学2年生の時にまで遡ります。


前回のブログでも少し書きましたが、武道や格闘技に夢中だった学生時代の私の専門は、空手やキックボクシングに代表される「立技系」と呼ばれる種目でした。


今のK-1も、新空手と呼ばれたりした時代の話しですが。。。


日々の稽古の中で自然と練習仲間が増え、その中にはレスリング出身者や柔道出身者も居ました。

そんなメンバーと一緒に居ると当然、服を掴まれたら?倒れたら時は?と立ち技の稽古では到底問題にならない疑問が沸き起こります!!


今はメジャーになっている‘総合’が確立する前でしたので、試行錯誤の時期でした。


「立技系」専門にも拘らず、成り行きでキチンと受身や基礎練習もしないまま柔道の試合に出場し、腕力だけで強引に勝った事にも気付かず調子にのった私は、初段の試験を受けて合格!黒帯になった事をいいことにまたまた調子に乗って二段の試験に臨んだときでした。


試合中に私の右肘に相手選手が乗るというアクシデントが起こり

腕の骨折ではなく肘の粉砕骨折と動脈・神経切断などなど大怪我をしてしまいました。

当日のうちに緊急手術が行われ、素晴らしい医師に恵まれたお陰で何とか腕の切断(手術の最初は肩下15cm位から切断だったそうで、両親にもその様に伝えられたそうです)

は免れたのですが、

手術後医師からは「切断を免れただけでも運が良かった。しかし後遺症は残りますよ。」

と、宣告。


その後病院内のリハビリでは中々回復が進まなかったので、大学のリハビリ施設を利用して本格的にリハビリを行う事になりました。


そこで出会ったのが‘恩人’となる先輩です。


施設内には様々な競技で治療を要する選手が集まっていたので、センター責任者である教授は、全員に平等の治療を行うように指示を出していました。


しかし、先輩は私の肘を見て「時間を掛けて治療して良い怪我と、急がないといけない怪我があり、山内の怪我は時間との勝負。」と、教授の反対を押し切る形で半年間集中的に治療に当って下さいました。


その甲斐あって、その後競技にも復帰する事が出来るほど奇跡的な回復をする事が出来ました。


現在日常生活でも痛みや痺れなども全く無く、思い出となる傷跡が残るだけの日常を過しています。

忙しい毎日に振り回され、気付かない事が多くありますが、

‘多くの人に祈られ、守られてきたからこそ今がある’この事を忘れてはならないと思います。

大学を卒業して既に15年も過ぎましたが、未だに先輩後輩の良い関係が続けて頂けている事は本当にありがたいことです。
京都の秋の味覚を堪能し、学生時代を思い出して大いに飲み明かしました。