cravate(クラバット)1
弊社は日々多彩な染色依頼の中でcravate(ネクタイ)用染色も頂いております。
このcravate(ネクタイ)は今から1900年前の2世紀頃、
ローマ帝国で兵士の防寒用と咽の保護のために
巻きだした布が起源ではないかと言われています。
現在のcravate(ネクタイ)の原型が出来たのが400年前の17世紀。
ルイ13世を守るためにフランスを訪れたクロアチアの兵士が
首に着けていたスカーフに興味を持ったルイ14世が
側近に「あれは何だ?」と尋ねたところ、
側近が勘違いして「クロアチア兵です。(cravateクラバット)」と
答えたところから首に巻いていた布をcravate(クラバット)と呼ぶようになり、
そのまま現在のフランス語でもネクタイの事をcravate(クラバット)と呼んでいます。
日本のYシャツの語源と似ていますね。
しかし、起源は防寒用だった布を正装にまでたかめ、
様々な色やデザインで現在の必須アイテムにまで創り込んだフランス文化はステキだと思います。
これら歴史の伝承(ストーリー)の線上にcravate(クラバット)の未来があるのではないでしょうか。