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ピンチをチャンスに変える能力

連日テレビを賑わしていたバンクーバーオリンピンックも閉会しました。


氷の祭典、皆様におかれましてはどの様に映ったでしょうか?


私はどの競技もタイムリーに見る事ができず、NHKのダイジェストばかりでしたが

この日のために、この瞬間のために全ての調整を行ってきた選手を見て、胸が熱くなりました。



それと、開催前にはマスコミがこぞってあれほど持ち上げた選手が、メダルが取れないと全くテレビに映らなくなってしまう極端な現象も印象的でした。

日本チームが銀メダルを獲得したバンクーバー冬季五輪のスピードスケート女子団体追い抜き。田畑真紀選手(35)、穂積雅子選手(23)が所属する富山市の「ダイチ」は、社員約40人の中小企業。
厳しい経営環境の中、社長の田中洋一郎さん(46)らが自らの給与を削って2人を支援してきた。田中さんは「こんな小さな会社でもメダリストを送り出せた。誇りに思う」と目を潤ませた。

 ダイチは公共事業の予定地でボーリング調査などを行う地質調査会社。スケート部は95年に発足。田中さんの父で会長の実さん(75)が、国体の地元開催に向けた選手育成を依頼され「地元に恩返しをしよう」と始めた。

 04年、富士急を退社し、スポンサーを探していた田畑選手が入社。実さんが「力のある選手をなぜどこも支援しないんだ」と決断した。翌年、高校の後輩の穂積選手も加わり、五輪に向け活動を本格化させた。

 ところがここ数年、景気悪化や公共事業の削減で年商は最盛期の半分以下に。部員2人の経費は年間2000万~3000万円だが負担は重い。それでも田中さん親子は「小さい会社でもやれるんだ」という思いを胸に、自分たちの報酬を削って部費を捻出(ねんしゅつ)した。

 2人が出場した28日(日本時間)、実さんは現地で、田中さんは社員や家族ら約70人と会社で応援した。田中さんは銀メダルの結果に「苦しかったけれど、続けてきてよかった。

特別ボーナスは出せないけれど、よくやったと言ってやりたい」と目を潤ませて笑った。【小林祥晃】 



この記事を読んで、

オリンピックのメダルの結果は諸外国は国で挑んだ大会であったのに対して、日本は個人で挑んだような印象を持ちました。

『日本を代表して』とか、『日の丸を背負って』と言われるならば、日本を代表して結果を出した暁にはメジャーリーグの年金制度のような生活が保障されるような保険があってもいいように思います。


1つの怪我で選手生命を絶たれるようなリスクがあるのですから、国がメダルを望むのならば4年間競技に没頭できる更なる環境を構築するべきです。

第二次世界大戦での敗戦国である日本が世界第2位の経済大国になったように、何事においてもピンチをチャンスに変える事が出来た時ほど飛躍が大きいのですから。

選手の皆様は体を休め、誇らしげに帰国してもらいたいと思います。


私達は同じ日本人が遠いカナダで頑張ってきたのですから、非難するのではなく尊敬の念で迎えるべきだと思います。