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先人は知っていた 「歴史街道」浸水せず

津波浸水領域画像 2
津波浸水領域画像 1

東日本大震災に伴う津波で大きな被害を受けた仙台平野で、浸水域の先端が江戸時代の街道と
宿場町の手前に沿って止まっていることが、東北大の平川新教授(江戸時代史)の調査で確認された。
「今回の浸水域と比べると見事なほどに被害を免れる場所を選んでいる。
津波を想定して道を敷いた可能性は高い」と指摘する【八田浩輔】
という記事を目にしました。

津波浸水図 ※ 東北大学防災科学研究拠点事務所の資料・国土地理院航空写真を基に作成


震災直後、やたら「想定外」という言葉を聞きましたが、この記事を読むと江戸時代に生きた先人たちは、
津波の範囲は「想定内」の出来事であり、その対策も的確に成されていたという事を物語っています。

インターネットを使用して家庭に居ながら様々な情報を取り込むことができる現代を生きる私たちは
江戸時代から進化・発展してきたのでしょうか?

それとも退化しているのでしょうか?

なんて考えると、なんとも不安になる記事です。

ま、進化か退化か?が大切な部分ではなく、

先人の残してくれた知恵や経験値を上手く活用できていない事だけは良くわかりました。

この震災を機に

先端技術にあぐらをかくのでもなく、先人の教えを古臭いと否定するのでもなく、

様々な技術を正しく判断し、使いこなす度量を身に付け、不安や心配事から解放されるような生き方へと方向転換していこうと思います。

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