台風18号
平成25年9月 16日 午前5時頃でしょうか?
突然玄関から水が入って来たそうです。
まさかこんな大きな事に成るとは思ってなかったので、
とりあえず身の安全を考えて2階に避難。
そうこうしている間に家電や衣類等々は泥の中。
本当にあっという間の出来事だった。
冷静であれば、家財道具を高いところに動かせたのに・・・。
これは今回被害にあった弊社社員の体験談です。
「無事か?」の私からの問い掛けに
「今、市役所に避難していて、今夜は市役所が用意してくれた
避難者用の部屋に泊まる事に成りそうです。」
リアルな会話の遣り取りの後、家族で我が家に宿泊してもらう事に成りました。
こうして体験してみると、
当事者として被害に直面している時は、目の前の事に追われ、
なかなか周囲にまで意識が向けられず、全容が理解出来るまでには
時間が掛かることが分かります。
今回は広範囲に渡り被害が出た事は午後になってから知りました。
この地域から人命に関わる被害が出なかった事が幸いでした。
さて、
全国的に被害が出た台風18号、皆様のところでは被害は無かったでしょうか?
お陰様で我が家や会社、工場は一部浸水しましたが被害無く無事でした。
しかし、会社の前の川は水が溢れ、あっという間に田んぼが
大きな池と成りましたので、このまま降り続くと・・と考えるとゾッとしました。
雨が止み、太陽が顔をのぞかせたのでホッとしていると、
嵐山にある渡月橋が濁流に飲み込まれる寸前の映像がテレビから流れ、
上流の日吉ダムの貯水量は360%とまさに満杯で有る事をヘリからの映像で知りました。
満水によるダム崩壊の危険水域を超えた時点でダムからの放水量を
増やさなければダム自体が危うい、しかし放水量を増やせば下流の町が
濁流に飲み込まれる・・・
上流側も下流側もギリギリの選択を迫られていた事が伺えます。
弊社のあるJR亀岡駅もご覧の様子。http://matome.naver.jp/odai/2137928088955815401
激甚災害に指定するかの検討も進んでいるようですが、
地震・ゲリラ豪雨・洪水・竜巻と自然の猛威が増すなかで、
日々穏やかに過ごせる事が如何に有り難い事かを、台風一過、
秋晴れの太陽の下で痛切に感じます。
経験を糧にすれば、大概の事は想定外と言わなくて済むと思いますので、
怠ける事無く、日々シッカリと過ごしたいものです。