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新年のご挨拶

新年 明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、ご家族様を始め社員の皆様方お揃いで、お健やかに、新年をお迎えになられましたことと、謹んでお慶び申し上げます。

昨年は皆々様にお支えて頂き 平成29年(皇紀2677年)を無事に終えることができました。
改めて御礼申し上げます。

そして平成30年(皇紀2678年)も、除夜の鐘を聞きながら、澄んだ空気の中で新年を迎えることができました。

昨年の弊社のテーマは「技術者集団」でした。
『モノづくり大国ニッポン』と世界中から脚光を浴びてきた我が国においてしても、最新と紹介される様々な機械設備を見ていると、高速化や大容量化が目立つものの、作られる商品から息を呑むような奥深さや感動を感じることは稀であり、どれもこれも同じように見えるものばかり。
こんな簡素化された機械任せから生み出されるモノづくりを繰り返した末にも、『モノづくり大国ニッポン』と言われ続けることができるのであろうか?と、未来に対する不安が増大したことから決めたテーマでした。
たとえ時代に逆行していると言われようとも「温故知新」を地でいくが如く「先人の知恵」を紐解きつつも、固定概念に捉われることなく「暮らしを読み解く」ことで方向性を定め、「最新の工夫」と「革新的」な技術力を【個人】が養い、それらを「個性のある商品」として具現化させることを目指した1年でした。
このテーマに1年間向き合った感想は、「個人の技術力向上は必須。しかし技術一辺倒では目標は達成できない」という結論でした。

そこで平成30年 弊社のテーマは「技術と感性を磨く」に決めました。
なぜか?
技術を追求するにあたり、日々様々な岐路に立つ中で、実は道筋を決めた「動機」が後々とても重要になることが多いからです。
例えば、産地のモノづくりを継承する場合にも、単にモノづくりの「形」を継承させるだけであれば、極力簡素化させた方法で間口を広く取る方法もありますが、先人がこの地で積み重ね、伝え続けた技術と想いこそが、産地のオリジナリティー、強いては日本のオリジナリティーとして継承すべきことだとするならば、それらをしっかりと根付かせるためにも、歴史を学び、そして技術を習得し、誰が見ても一目でわかるような、伝統に溶け込んだ個性が伝わるようなモノづくりを、そしてモノづくりの豊かな背景を伝える取り組みが必要性です。
今年も社員と共に「技術」と「感性」を磨き、精一杯尽くして参りますので 何卒宜しくお願い致します。
最後になりますが、皆様の事業が益々発展しますことを心から祈念申し上げます。

平成30年(皇紀2678年)1月5日
株式会社 山嘉精練 代表取締役 山内伸介

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