固定概念も新時代へ
中国の武漢という街の施設からはじまった新型コロナウイルス。
WHO(世界保健機関)は令和2年2月11日の現地時間に
「COVID-19(コービット・ナインティーン)」と名付けた。
名前の由来は
CO=Corona(コロナ)
VI=Virus(ウイルス)
D=Disease(疾患)
-19=発生が確認された2019年(西暦)
という意味らしい。
決めるにあたり、「地理的な場所や動物、特定の個人や集団を指していないこ
と」が重要視され、差別や偏見に利用される事を防ぐことにも注力されたそう。
確かに武漢肺炎といった名称になれば、差別や偏見が起こりそう。
いろんなことに気を使って決められるんだなと改めて気付きました。
治療薬や治療方法も早々に確立されることを期待しています。
さて、この「COVID-19」の影響は日増しに高まり、私の住む京都もそうですが、
いつも賑わう東京銀座も札幌の雪祭りも人通りはまばら状態だそうです。
普段いかに外国人観光客が多かったのかと改めて驚いたのですが、海外からの
輸入頼りは観光産業だけではありません。
毎日食する食材も半分くらいは輸入品。
その食品よりも遥かに高い輸入率であるのは衣料品。
そう洋服や靴下といった繊維製品の国産自給率はなんと3%を割り込んでいる。
97%以上が輸入品なのです。
私自身こんな形で使い捨てや廃棄を見直す事になろうとは予想もしていません
でした。
マスク不足からも分かるように、物が無ければ自然と物を大切に扱うようにな
ります。使い捨てたくても捨てれない環境が突然起こった新時代。
ウイルスは沈静してほしいが、「COVID-19」の登場により、近年蔓延る便利さ
への固定概念を根本から覆し、新しい持続可能な社会が再構築されていく必要
性も感じています。
令和2年2月19日
株式会社 山嘉精練
代表取締役 山内伸介