男物の着物
先日、コンピューター関連、特に通信のお仕事をされている私と同世代の方が弊社に来て下さいまして、お話しする機会がありました。
会話の中でNさんは、
「‘2011年にテレビが地デジに変わる’
(2011年7月24日までにアナログテレビ放送は終了し、
デジタルテレビ放送に移行する)
というのが入り口となり、その後日本では、短期間で車や家電、
携帯電話、パソコンなどあらゆる物が繋がって行く事になります。」
と、今はまだ近未来映画の中での出来事のような事を詳しく話されました。
しかし、興味深かったのがその反動の話しでした。
「自然界は調和とバランスで成り立っています。
デジタルが極端に進むと、次は必ずアナログを求め出します。
しかし、形にはめ込まれることを嫌うこれからの若者が、
より自由度を求めるのはデジタルもアナログも同じです。
彼の分析曰く、
‘とにかく目立つ’
‘他人と違う個性を主張できる’
‘付加価値がある’
‘パーツを組み合わせる自由度がある’
‘歴史がある’
等々のポイントを兼ね備えている代表的なモノは「着物」、
特に‘草食男子’(一般的には「協調性が高く、家庭的で優しいが、恋愛に積極的でないタイプ」の主に20、30代の若い男性を指す)
の反動で、「男物の着物」に注目が集まるのではないか?との意見でした。
繊維とは無縁であるコンピューター関連の方からの言葉だけに、大変驚いたと共に勇気付けられました。
ただし条件があり、
・ 今より着るのが簡単になる
・ 着た後の洗濯等が楽に出来る
・ 単価が安くなる
・ 現状の形に執着しない
が必要かな~ともおっしゃられていました。
そういえば、最近いろんな広告で着物を着たイケメンを目にします。