平成25年度の集大成
シルクというと「古い業界」・「衰退する産業」と思われがちな昨今
私たちが扱うシルクにはまだまだ可能性があると信じて「新しい活路を見出す」と
宣言し動き出した「平成20年」
その活動期限を5年と定めた最終年が今年、平成25年でした。
とはいえ、「新しい活路を見出す」と格好良く言っても、何の方向性もない真っ白な状態からのスタートしたから、自分たちに何が出来るのか?という分析からはじめる事に成りました。
染屋という役目は色を染める仕事を担うのですが、染めるためには
素材を知り、
製品が出来るまでの工程を知り、
出来上がった製品の使われ方まで知っている我々の守備範囲は想像以上に広い事に気付きました。
最終的にはシルクの効能を調べ如何に現代人に役立つのか?をまとめ
それを可能とする商品を特定し、
現在売れている商品の売れる原因を調べ
それらを超えるためのシルクを作り上げる
最終的には売れるための仕組み、いわゆるブランディングに着手する事に成りました。
そのような取り組みを続ける中で、沢山のご縁とご支援を頂き
集大成と成る今年
・ NBK京都ブロック 代表に選出
・ NBK関西 大賞 受賞
・ 近畿経済産業局長賞 受賞
・ 京都中小企業技術大賞 特別賞 受賞
という4つの大賞を受賞させて頂きました。
この取り組みを通じて、改めて日本国と絹糸の関係性の奥深さや歴史、シルクの偉大さ、必要性など沢山の気付きを得る事が出来ました。
そして何より、こんなにも多くのご支援して下さる方々がいて下さる事に勇気を頂きました。
今年は神宮の式年遷宮も執り行われ、一つの“決着”の年だった様に思います。
次年度からは、本格的に動き出す“スタート”の年と定め、ご支援頂いた方々の御恩に報いられるよう、更に邁進して参ります。
年の瀬ですが、風邪などひかないようご自愛下さい。