人の死の先の出来事
私が仕事を始めて間もない頃、取引先のご年配の社長さんに声を掛けられた。
「君は〇〇さんのお孫さんか?」
「はいそうです」
「ワシが若い頃、あんたのお祖父さんに『□□青年、今日も気張ってるな。頑張りや』
と、よく声を掛けてもらった。本当によくしてもらった。だから、わしはあんたを信用する。あんたも頑張りや。」
と、言って頂いた。
まだ何の成果もあげてないのに初対面の私を信用してくださる。
私が幼い頃に亡くなったお祖父さんの影響を20年以上過ぎても受けている。
有難いとう気持ちよりも先に、お祖父さんの信用を壊してはならないと思ったのと同時に、逆だったら恐ろしいなぁと感じた事を今でも覚えている。
そして今もこの誇りは私の中で生きている。
今朝、小林麻央さんが亡くなられたという速報が流れた。
ご自身も34歳という若さでもあり、2人の幼いお子さんがいらっしゃったことを思えば、何とも居た堪れない。
改めて、どんなお立場や境遇の人であっても、人は必ず死ぬのだな・・ということを実感した。
人の死は必ず訪れる。
どうせ死ぬなら懸命に生きよう。
そして自分が死んだ後に残された人々が誇れるような生き方をしよう。
ご冥福をお祈りするとともに、大切な事を思い出させて頂き、その想いをここに記しておきます。
平成29年6月 23日 山内 伸介