秋祭り
8月が過ぎた途端に朝晩の気温がガラリと変わり、自然豊かな弊社の周辺では虫たちの美しい音色に包まれてとても心地よい季節を満喫しています。
その弊社から歩いて直ぐのところに、この地の氏神様が祭られている藤越神社が鎮座しています。
文献によると、この神社は織田信長が生きていた安土桃山時代には既に有ったようで、
弊社が創業するずーーーーーーーーーーっと前から、この地を見守ってくれています。
ですから、現在会社がある土地の所有権は弊社ではありますが、永い年月から見ると、
一時的にお借りしているだけというような感じだと思います。
土地も水も空気も当たり前のように使っているが、
すべてお借りして商売をさせて頂いているのだから、
大事に使わせてもらうという謙虚さが必要です。
また、氏神様的に言えば、
「地域の役にも立たないのなら、存続させる必要が無い」
とも言えるであろうから、やはり地域にとっても必要とされる会社を目指す必要性がある。
自分善・相手善・地域善の三方善が永続には欠かせない。
この藤越神社で早稲の穂が実る毎年9月1日に八朔(はっさく)と呼ばれる秋祭が催されます。
実りの秋を迎えるにあたり、感謝を込めて初穂をお供えするこのお祭りは
私が小さい時から変わる事なく行われてきました。
普段同じ地域に住んではいるのですが、中々会うことが出来ない人たちが
酒を酌み交わしてお互いの近況を語り合うとても懐かしい雰囲気の祭りです。
10年一昔ではなく、3年一昔と言われる昨今、
この様な雰囲気に包まれると、心の底からホッと落ち着きます。
昨年に引き続き今年も我が子と参加しました。
私が幼い頃目にした風景と同じモノを小さな瞳で見ています。
そして記憶の奥底に大切に残しておいて欲しいと願います。
この子達が大人になるまでこの祭りを続けられる環境を作るのが、私たち大人の役割です。