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新年のご挨拶

新年 おめでとうございます。

皆様方におかれましては、ご家族様をはじめ従業員ご一同様お揃いで、お健やかに新年をお迎えになられましたことと、謹んでお慶び申し上げます。皆様に支えて頂き 令和3年(皇紀2681年)を
無事に終えることができました。改めて御礼申し上げます。

日本国内でも一斉に蔓延したコロナウイルスによって、永い間苛まれ、今まで可能であった事柄の多くが中止・延期・縮小等の制御下に置かれ、心は荒み、気持ちは動揺する始末でしたが、幸いにして、昨年末辺りから感染は急激に 低下し、徐々に平静を取り戻した様子となり、気持ちも前向きに歩み出せそうです。

加えるならば 「禍を転じて福と為す」 とまでは言えませんが、この経験によって考え方・行動の両面で幅ができたことは何よりでありました。

昨年度、令和三年のテーマは「ゆっくりでも必ず前進する」でした。

これは、「感染への不安」だけではなく「経済」「国交」「ライフスタイル」等々あらゆるものが変化する不安を払拭するため覚悟を持って決めたテーマ でしたが、1年間を通した小さな積み上げは、想像以上に大きな成果と為る事を実感しました。

具体例の一部を挙げると、工場内で使用する容器を意図的に増したことで、 薬剤の見える化が促進されると同時に、常に清潔を保ち、ロスや廃棄が毎月減少していくことを体感しました。また朝礼・終礼での報告、変更に対する連絡を蜜にしたことで、事後対応から事前対応へ行動が変化したことも大きな成果でした。

人は常に何かを考え、そして行動し、時に反省を加えて改善することで、新たな知恵と工夫が湧いてくるものですが、間違いなく現状環境に適応していることを体感できたことが最も大きな成果でありました。

 

さて、新しい年を迎えた京都の元旦は、雪景色に朝日が射し込む、眩しく、 暖かい朝でした。

掃除が行き届き、鏡餅と日本酒が置かれた静かな工場内では、凛とした冷たい空気とともに八百万の神々、先人先輩方の残像、機械、道具に囲まれ、勇気と自信が自然と漲ってきます。

時勢が急速に移り変わる渦中ではありますが、私どもの遣るべきことは明確です。

常に伝統や文化に包まれる豊かな国。

これからも豊かな国であり続けるために、伝統的なモノから最新のモノまで、幅広い絹製品が自国で作れる環境を継承していかなければなりません。

そのためにも一年間を通して共に働く仲間たち、必要な材料を供給して下さる仕入先様の皆様、信頼して仕事を任せて下さる取引先様の方々、地元地域の多くの方々にもご安心頂けるよう、精一杯尽力する所存です。

令和四年のテーマは 「今、あるものを伸ばす」 に致しました。

コロナウイルスも未だ完全に終息したわけではありませんので、用心を重ねた上で、新しい一年を構築したいと存じます。

今年も社員と共に、精一杯尽くして参りますので 何卒宜しくお願い致します。

最後になりますが、皆様のご健康とご多幸、そして事業が益々継続・発展しますことを心から祈念申し上げます。

令和4年(皇紀2682年)1月5日
株式会社 山嘉精練 代表取締役 山内伸介

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