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京都「丹」について

山嘉精練の本社は、京都府亀岡市にあります。
ここは、京都の「南丹」とも呼ばれる地です。

「南丹」は、古代から続く「丹羽国(たんばのくに)」に由来します。
この地の水が、絹の生産・精練に適しているとされ、古くは中国大陸や朝鮮半島から技術が流れつき、
さらに技術を求める人々が丹の地に集ったと伝えられます。

また、今では亀岡市が市名ですが、昭和33年まで「南桑田郡」の地名が使われていました。
川の水を守るために桑を植え、その桑と水によって良質な蚕や絹が作られる。
この豊かな循環が、絶え間なく続いてきたのです。

自然の豊かさと仕事が結びついたこの「丹」の地で、
絹の技術を、100年後も200年後も残していくことが、
山嘉精練の使命と考えています。