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2014年7月8日  かいこと桑の葉

今回はかいこのえさやりについて書いてみようと思います。

まずは、かいこのえさである桑の葉ですが、選び方にもポイントがあります。

桑の葉でも枝の下の方にある青々としたものでは、かいこにとっては硬すぎるし、

発芽したばかりの一番の葉を摘んでしまうと、桑の成長が止まってしまい、葉がなくなってしまう上に、

発芽したばかりだと桑の成分がきつすぎてかいこにそれを与えると、死んでしまう事もあるそうです。

なので上から34枚目の葉を選んであげる事が大事です。

葉を選んだら、次は軽く水洗いをします。

これは、会社の桑畑の近くには田んぼや畑があり、

そこで使われた農薬が知らない間についている事があります。

その葉をかいこが食べると、農薬に敏感なかいこは死んでしまうのだそうです。

水洗い後は水気をよく切っておかなければいけません。

これは濡れた葉を与えると、かいこが下痢をしたり、

飼育箱にカビなどが発生して病気が蔓延したりするからだそうです。

かいこは成長に必要な水分を桑の葉から摂取するので、

桑の葉に水分がついていると、その水分を一緒に摂取してしまい、

体内のpHが下がり、かいこの体内環境が変わり、

下痢や病気になるとのことです。

水洗が終わると今度は葉の真ん中の茎を切り取ります。

そして、生まれたばかりのかいこの小さな口に合う様に葉を刻んであげます。

かいこは葉の端から食べ始めるので、葉の端の部分を多くする事と、

かいこを誘因する桑の葉の匂いを多く出すのが目的の様です。

 

繊細で手間のかかる作業ですが、これからの成長を楽しみに引き続きレポートしていきます。