2012年6月26日 蚕の社

今日は梅雨の晴れ間でしょうか、亀岡は気持ちよく晴れました。
さぁ、休み明けのかいこはどうなったのか、覗いてみると・・・
・・・ん?何か体が黄色っぽい。
かいこが病気になったのかな?と不思議がっていると
これは『熟蚕(じゅくさん)』と言って、繭になる直前の状態とのこと。なるほど。
さて繭になる前のかいこ達は、静かにそっとしておいてあげるとして
今日は京都にある、かいこにまつわる神社を紹介したいと思います。
皆さんは、「蚕の社」という神社をご存知でしょうか?
これは親しみを込めた通称なので、
「木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)」が正式名称だそうです。
今から、1300年以上前に、養蚕、機織り等を京の都に伝えた渡来人、秦一族が建立したそうです。
この神社で最も特徴的なのは、
三本足の鳥居です。「三柱鳥居(みはしらとりい)」と言うそうです。
普通は二本足ですから、何か特別な意味があるのではないかと思います。
一般的な説明ではどこから見ても鳥居の形に見えるので、宇宙の中心を表しているのだとか。
ひょっとしたら、この鳥居はかいこの一生を表しているのではないでしょうか?
というのも、かいこは卵→幼虫→繭→成虫→卵というサイクルを繰り返し
人間に恩恵を与えてくれているわけです。
このサイクルが永遠に続く様にと、3つの足が繋がっている三本足の鳥居に願いを込めたのではないでしょうか?
素人の思いつきなので、こんな考えもあるかなと思って頂ければ幸いです。
次回は繭になったかいこ達をご紹介出来ると思いますので、お楽しみに。