2011年6月24日 一生で初めて
皆さん、こんにちは。
ここ最近は梅雨の晴れ間どころか、早くも夏を感じさせる暑さですね。
かいこ達は、ほとんど蔟(まぶし)の中に入ってしまって、繭になっています。
下の桑の葉には1頭もいません。
繭をよ~く観察してみると、以前、ブログでも取り上げた、かいこのオシッコと思われるものを発見しました。
普段の緑色のフンとは明らかに異なり、茶色っぽい塊と黄色い液体が一緒にありました。
これがかいこの一生で初めてのオシッコです。
寝る前にはちゃんとトイレに行かないとね。
繭の中でオネショをするおっちょこちょいのかいこもいるのでしょうか?
でも、何故、かいこ達は繭を作る前にオシッコをする必要があるのでしょう??
以前、ブログでも軽く紹介しましたが、ちょっとだけ詳しく調べてみました。
調査結果は
「繭を作る為にかいこ達は体を小さくするから」
だそうです。
小さくする為に胃や腸の中にある液体をオシッコとして出すみたいです。
それと、自分のベッドである繭を汚さない為と、不要なタンパク質を体外へ出す為みたいですね。
なんでも、体の中にタンパク質がありすぎると、タンパク質過剰症に
なってしまい、死んでしまうそうです・・・
↑繭になる前のかいこ達
タンパク質過剰症は人間だと、体温上昇、頻脈、肥満、骨粗鬆症、腎機能・肝機能低下などが起きるそうです。
現代人は割とタンパク質を過剰摂取しているそうなので、皆さんもご注意くださいね。
ホエイプロテイン100 株式会社 明治 SAVASさまネットショップより画像引用
さらに、繭を作るために糸を吐いているのは、体内のタンパク質量を
調整する為に行っている防衛本能らしいです。
タンパク質過剰症を防ぎ、且つ外敵からも身を守る繭を作る・・
神様はなんという完璧なシステムを作り上げたのでしょう!!
安全・快適な繭のベッドで、ゆっくり眠って欲しいですね。
元気な姿で、もう一度僕達に顔を見せてくれる日が本当に待ち遠しいです。