2010年6月17日 かいこの神秘
こんにちは。
かいこの観察記録もクライマックスを迎えつつあります。ラストスパート張り切って報告します。
それでは‘今日のくわとかいこ’はじまります。
この桑の木も、今までかいこと共に成長し今回の観察に大きく貢献してくれた一員です。
感謝!!
そして遂に!繭の数が100を超えました。
かいこの繭作りの速さにびっくり!!ドンドン糸を吐いています。
観察を始める前は、『かいこが繭を作り、それがシルクになる。』
と糸が出来る経緯については知っているつもりでしたが
いざ観察を始めると不思議なことばかり。
疑問が生まれ、そして解決するというプロセスを繰り返すことで
改めてかいこの神秘的な部分に触れ、シルクの奥深さを体感しました。
例えば、繭になる前は6cm以上にまで成長したかいこが
3~4cmの繭にはどうやって入っているのか疑問でした。
それがこの観察を続けることで、繭になる前のかいこは白から黄色に変わってきて
カラダもだんだんと縮んできます。
そして蛇が鎌首を上げるような格好で、何処で繭を作ろうかと探し出しはじめます。
繭の中ではひらがなの‘し’の字のような格好で顔を∞に回転させながらあの丸い繭を形成していきます。
この様に器用に体を丸めて繭の中に収まっていたのです。
誰に教わるでもないのに、まさに本能ですね。お見事!
もう明日か土曜、もしくは日曜日には全て繭になっていくと思います。
繭になれば成虫になるまで変化もありませんので、この観察も暫しの休憩タイムと成ります。
それまではバッチリ報告しますので、どうか楽しみに待っていてください。
それではまた明日。