2009年6月22日 営繭〈えいけん〉
皆様こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。
桑とかいこの成長をお伝えいたします。
それでは39日目のレポートを御覧下さい。
6月22日(月)雨のち曇り
この日は朝から雨が降っていました。じめじめとした蒸し暑い日になりました。
外気温 29℃ 外湿度 88%
桑の葉は新芽を残すのみで、近くのあぜ道に生える桑の木から葉を採取しています。
弊社の工場の周囲にはハチがたくさん飛びまわっています。
薬品の近くにいることが多いので、おそらく香りにおびき寄せられているのでしょう。
飼育室温度 28℃ 飼育室湿度 82%
飼育箱1
飼育箱2
以上の写真3点は出勤後の8:35分に撮影したものです。
土曜日曜の間に営繭(えいけん)していたのです。
飼育室に入って、繭を目にした時には感動しました。
本当にかいこのエネルギーだけで天然繊維が生み出されたのです!
午前に撮影した直後に、一部のまぶしが横に置き換えられました。
朝から桑の葉を与えたのは1回だそうです。熟蚕(じゅくさん)になり、餌もほとんど食べなくなりました。
これからが営繭の本番です。
上段左から2マスのところは繭が完成しています。
中段右から1マス目は足場を作っています。
足場作りの最中です。体のくねらせかたは、かいこのなせる業です。
中央右に見えるかいこですが、一旦は中央のかいこくらいの体長まで成長していたのですが、
まぶしに入って繭を作り始める前後で、黄色く変化し、さらに体長が縮んでいくようです。
不思議な体の変化を知りました。
社長も「繭は小さいのに、あの体長のかいこがどうして中に入っているのか?」と疑問に思っていたようです。
このかいこは足場を作っているようです。
このかいこは繭を作り始めたところでしょう。
今までかいこを撮影してきましたが、もっとも活発に動く時期だと思われます。
孵化からの日数・・・39日
体長・・・・・・・・73mm(成長の限界だと思われます)
黄色い蚕の体長・・・35mm(個体差あり)
まぶしの大きさ・・・45×30mm
繭の大きさ・・・・・33×14mm(個体差あり)
では、次回レポートをお楽しみに