絹糸の精練・染色の達人 シルクエキスパート

精練・染色技術紹介「膨化加工」

生糸研究室

膨化加工

天然絹の状態に再生できるオンリーワン技術

空気層を復活させ、シルク本来の風合いを生かします。

絹繊維の魅力のひとつである軽やかで暖かい保温性と、さらりとして心地良い
通気性・吸放湿性は、繊維の中に微細な空気室が無数にあるところから生まれています。

ところが、絹本来が持つ最も特徴的なこうした魅力は、昨今の製糸・撚糸・紡績技術の革新により
失われつつあります。時間当たりの生産量をできるだけ多くして採算効率を高めようと、
どの工場でも機械のスピードを重視します。

機械の性能も向上し、生産量は飛躍的に増えましたが、絹糸や絹繊維は極限まで強く引っ張られ、
繊維の空気層が潰れてしまう結果となってしまいました。

弊社に到着する絹糸も、昔の絹糸のようなふんわり感がなく針金糸のように感じられます。
手にとると、ギシギシしていて・・・美しい"絹鳴り"ではなく"絹泣り"のように聞こえます。

弊社のオンリーワン技術『膨化加工』で絹糸がよみがえります。

そこで活躍するのが、弊社だけのオンリーワン技術『膨化加工』です。
これは、日本の絹産業の発展に多大な足跡を残された、財団法人大日本蚕糸会の
(故)松本介先生のご指導で完成した技術です。

当時開発した真空浸透機は、今も当社工場にて、現役で働いています。
その名称の通り『膨化加工』とは、製糸や撚糸の段階で損なわれてしまった気室を復活させ、
空気層をたっぷりと含んだ天然絹の状態にまで再生してやる加工です。

『膨化加工』を施した絹は、手触りが柔らかく弾力があり、
絹糸独自の艶やかさも増したように見えます。
その後の製織や縫製を経て、商品に仕上がった段階でも違いが歴然としています。

やさしいシルク本来の風合いが感じられ高級衣料の素材感が漂います。
こだわりの逸品や高級ブランド品に最適な、玄人好みのシルク商品に最適です。

加工後の染色も、もちろん可能です。
ご要望の色に染色いたします。



精練・染色技術紹介一覧へ戻る

絹糸の精練・染色の達人 シルクエキスパート「山嘉精練」トップへ