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開発物語「ブラックトレジャー」

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開発物語「ブラックトレジャー」

光を吸収するブラックホールの原理から生まれた黒

染色には、色合わせをはじめ様々な技術が求められますが、黒の世界はいたってシンプルです。
これまでにない、どこよりも濃度の高い黒に仕上げることが、最大のテーマです。

黒の世界はシンプル・・・といっても黒にも色々な黒があります。
濃度には限界があり、堅牢度の問題もありますので、
この点をクリアしながらより黒く見える黒に染め上げねばなりません。
そのため、赤みを帯びた黒や青みがかった黒・・・染屋も苦労が多いのです。

そこで弊社は、これまでに財団法人大日本蚕糸会をはじめとする研究機関や大学と共同で、
絹に関する研究のお手伝いに携わってきた技術とノウハウを生かして、
黒の濃度をさらに高める研究に取り組みました。

そして完成したのが『ブラックトレジャー』です。

ヒントは、宇宙にあるブラックホールです。
人の目が感じる色彩は、光の反射によって生じます。
逆にブラックホールのように光を吸収してしまうものは、漆黒に見えます。

これを絹繊維に応用すればよいと考え、繊維表面にランダムで微細な凹凸をつける
特殊な加工を施すことにチャレンジしました。
染料の組み合わせによる濃度加工からのアプローチと同時に、光の反射を制御することで、
黒の濃度をさらに上げられるのではないか、と考えたのです。

種々の化学反応と熱処理などを組み合わせ、最適な設定を見つけ出す事に成功。
絹糸表面の微細な凹凸が光を乱反射させ、目に届く光量を抑制することで、
より深い黒に見えるようになりました。

『ブラックトレジャー』は、染料の吸尽性を高め、弊社での標準堅牢度を維持したままで、
今までの限界濃度を越えたL値10を実現しました。
それと同時に、生地構造による黒発色性を最大限引き出しながら
シルク特有の艶をも生かしています。

「ブラックトレジャー」これまでのブラックが色褪せて見える「黒のなかの黒」ブラックフォーマルに、これ以上ない染色効果を提案します。

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