絹糸の精練・染色の達人 シルクエキスパート

ごあいさつ

ごあいさつ

絹糸の染色に携わる私たちは、 シルクという自然の恩恵に感謝し、美しい色・素晴らしい光沢を通して 世界の人々の心の満足(安心)と体の満足(健康)に貢献することを 組織の目的としています。

絹糸の精練・染色の歴史は永く、蓄積れた技術力は世界中から評価されております。
洋装シルクの分野においても、世界中の人々から求められる技術を創造すること。
また、その技術と想いを後生へと引き継いでいくことを組織の目標としております。

おかげさまで当社も業界トップクラスの設備が整い、
社員も成長してきました。

しかしまだこの設備を完全に使いこなせていない、
もっとレベルの高い仕事が出来るはずだ
という反省点も持っています。

原料高に耐えるコストの圧縮、時代に即したリサイクル技術の確立、
新製品の開発など今後の課題・目標は山積みです。

昭和45年の創業から今日までに世の中はめまぐるしく
変わってきましたが、私も当社も絹糸一筋に働き抜いて参りました。
もちろん多くの失敗もありましたけれども、
七転び八起きの精神で転ぶたびに何かをつかみ、
ここまで成長してこられたのだと思います。

もちろん多くの皆様のご協力・ご指導があってのことです。
心からの感謝を申し上げます。

これからまた厳しい時代がやってきますが、初心を忘れることなく
リーダーシップを発揮し続けてゆきたいと思っています。
時代は変わり、技術水準も高まり、
必要とされる知識レベルのハードルも高くなりました。
しかしそれでも「絹の持つ本来の美しさ・良さを引き出す、色を含めて絹の新しい魅力を発見し、
お客様にお届けする」という私たちの基本姿勢は何ら今日も変わることはありません。

技術の進歩に限界はなく、仕事に「これでもういい」という満足もないのです。
もっと新しいことはないか。もっと良いことが出来るのではないか。どんなにそれが大変な作業で
あっても社員一同貪欲に取り組んでゆきたいと思っております。

株式会社山嘉精練 会長 山内克純

弊社は創業以来、洋装シルクの精練・染色を中心に
アパレル関係のお客様、和装関係のお客様、
糸商社・織物・編物製造業・同業者様など様々なお客様からの
ご依頼を頂いております。

その中で近年、
『製作に際し、問題点を相談するところがない!』
『技術者が退社して企画や製作ができなくなった』
などといった声をよくお聞きするのです。
業界縮小などによって起きている弊害です。

絹糸は繊維として優れて素晴らしく、
加工においても日本の歴史や文化からも
切り離すことが出来ない卓越した技術が蓄積されております。
その技法が業界の縮小や後継者問題により埋もれ途絶えてしまうのは
本当に残念であり、今まで守り受け継いできてくれた
先人・先輩に申し訳ない想いを持っておりました。 

そこで、絹糸の精練・染色分野において
何かお役に立つ事が出来ないであろうかと考え、
弊社の技術と知識を広く知って頂く為にホームページを開設いたしました。

私は、ある先輩の紹介で伊勢神宮によく行くようになりました。
神道的な意味合いではありません。伊勢神宮には太古の風景を思わせる景色と空気があり、
圧倒的な存在感のある建物などにふれると懐かしい(言葉が妥当かどうかは分かりませんが)
という気持ちがあふれ、とても落ち着くのです。

そして何度も足を運ぶうちに神宮の歴史や建物現存の理由などを知り、現代まで
変わることなく脈々と受け継がれた日本人の知恵と工夫に驚かされることばかりです。
神宮で受けた最大の学びは≪最先端が幸福と勘違いした≫事でした。
最先端を否定するのでは有りません。
過去から学ぶ事の多さに気付いたという事です。

私の携わる絹糸の染色業もとても永い歴史があります。
よいものづくりとは、よい心で役立つ仕事をする事だと考えております。
ここは変えてはいけません。
しかし、新しい技術開発やニーズへの対応、売り方、伝え方などはいろいろと工夫をして
時代に合わせて進化していかなければならないと思っています。

その違いを理解せず、破壊から再生だといって全てを放棄したり、
変えない事が美徳であるかのように頑なに受け入れないのではまさに利己心だと思います。

これからもめまぐるしく変化する時勢ではありますが、ただ不安を広げるのではなく
今を見直すことにより、未来に安全・安心を残すことが出来るのではないかと
考えるようになりました。

皆様に必要とされるようしっかりと学び歩んで参りたいと思います。
若輩ではありますが、今後とも宜しくお願いいたします。

株式会社山嘉精練 社長 山内伸介

昭和45年(1970年)の創業以来、
夫を支えて身を粉にして働いてまいりました。
創業当時はないない尽くしのゼロからのスタートでしたが、
おかげさまで現在では十分な設備と人材を
整えることが出来たことに心から感謝しております。

絹糸を扱う仕事は、最先端の科学技術や知識と
昔からの技術・経験の両方が必要です。

絹と言う素晴らしい素材、そして日本の磨き上げられた
美意識による絹の典雅な使い方。
私たちは文化の担い手として誇りを持って
この仕事に取り組んでいかなくてはなりません。

「菊作り 咲き揃う日は陰の人」。

これは私の好きな言葉です。
工場にこもって働いている従業員は、どうしても文化や伝統という
大きなものが見えにくくなりがちです。
美しい絹を人々が誉めそやす時、確かに私たちは黒子の存在で
決して世間の注目を集めることはないけれども、確かにそれを担っている。

日本の大事な文化を伝承し、さらに磨き上げて後世に引き継がなくてはならないのだという
大きなプライドを忘れてほしくないのです。
そしてそれを次の世代へ指導してゆくのも私たちの大切な役目だろうと考えております。

今後とも多くの皆様のご指導・ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

株式会社山嘉精練 山内教子

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